
【書籍】技術者の品格 其の七
『技術者の品格 其の七』は、建設技術者が「品格」を磨き、
一流のリーダーへと成長するための指針を全5章で説いています。
Z世代との接し方や離職を防ぐ「キャリア安全性」の提示、
逆境に負けないレジリエンスの養い方など、
現場の空気を変え組織を活性化させる
実践的な知恵が凝縮された一冊です。
対象者:現場代理人
「なぜかあの人の現場はうまくいく」「ピンチの時ほど周りに助けられる」
——そんな、幸運を引き寄せている技術者が共通して持っている習慣とは何でしょうか。
本書は、建設技術者が確かな成果を上げ、
次世代を担う若手を育てるための「道しるべ」として制作された、
大好評『技術者の品格』シリーズの第7弾です。
『技術者の品格 其の七』は、建設技術者が「品格」を磨き、
一流のリーダーへと成長するための指針を全5章で説いています。
Z世代との接し方や離職を防ぐ「キャリア安全性」の提示、
逆境に負けないレジリエンスの養い方など、
現場の空気を変え組織を活性化させる実践的な知恵が凝縮された一冊です。
厳しい工期、人手不足、進むICT化。
激変する建設業界で今、真に求められているのは、周囲を巻き込み、
部下を慈しみ、顧客を感動させる「人間としての品格」です。
本書は、数多くの現場を改善してきたコンサルタントが、
明日から使える「一流の技術者」になるための心得を全5章に凝縮しました。
第1章:リーダーの心得
Z世代が主体的に動く伝え方 「いいからやれ」を「あとは任せる」に変えるだけで、
部下のやる気は劇的に変わります 。
困難に屈しない「レジリエンス」と、ミスを受け入れる「ラジカルアクセプタンス」の
身につけ方を解説します 。
第2章:社員が貢献したくなる建設会社とは
定着率を高める「キャリア安全性」 若手が辞めるのは「ゆるさ」への不安です。
成長の展望を示す「キャリア安全性」の重要性を説きます 。
「ありがとう」が飛び交う、エンゲージメントの高い組織の作り方を伝授します 。
第3章:コミュニケーションの達人
相手の心を動かす伝え方の技術交渉を有利に進める「3つのポイント」や、
脳の特性を活かした「肯定語」の活用法を紹介します。
新入社員が迷わない「報連相」の具体的な基準を明確にします。
第4章:人間力を高める
成果を出す人の「メタ認知力」「なんとかなる」と状況を俯瞰するメタ認知力を養い、
トラブルを成長の糧にする思考法を学びます。
「ヘルパーズハイ(親切の幸福感)」が、結果として現場の好成績に繋がる理由を解き明かします。
第5章:一流の技術者を育てる
顧客の期待を超える「感動価値」の提供図面通りは当たり前。
事前期待を超える「感動」こそが、技術者の真の付加価値です。
語彙力を磨く読書習慣や、相手を喜ばせる「守破離」のマナーなど、
品格を支える日常の習慣を提言します。
対象者の悩み
・若手社員に配慮して「ホワイト」な環境を整えたつもりだが、
なぜか離職が止まらない。
・Z世代の部下にどう接すればいいか分からず、指示がうまく伝わらない。
・現場代理人によって現場の雰囲気がバラバラで、顧客からの評価に波がある。
その悩みの原因
・キャリア安全性の欠如:残業削減などの「ゆるい」環境作りが、
逆に若手に「ここでは成長できない」という不安を与えている。
・「Why」の不在:仕事の目的や意味を語らず、
「いいからやれ」という一方的な指示(Whatの強制)に終始している。
・徳の軽視:スキルや効率ばかりを重視し、
リーダー自身の「徳(人間性)」が部下や組織風土に与える影響を見落としている。
・事後評価への甘え:図面通りに作るだけの「置換価値」に満足し、
顧客の期待を超える工夫を怠っている。
原因の解決方法
・成長の展望を見せる。
・伝え方の質を高める。
・「徳」で己を律する。
・メタ認知と柔軟性。
目次
第一章 リーダーの心得
部下が素直に言うことを聞く上司の口癖とは
工事施工時に心が折れないようにするにはどうすればよいのか
なぜ建設会社経営者、経営幹部には「四耐四不」が必要なのか
上司や先輩の行動は、新入社員の影響にどれほど影響するのか
リーダーにはなぜ「朝令暮改」が必要なのか
第二章 社員が貢献したくなる建設会社とは
キャリア安全性を高めないとなぜ若手が退職するのか
どうすれば「ありがとう」「すごい」「うれしい」が飛び交う職場になるのか
なぜ韓国人は、日本の電車内の雰囲気を心地よく感じるのか
救急病院に学ぶ雰囲気のよい会社や現場の作り方
どうすればZ世代の貢献意欲、成長意欲を高められるのか
第三章 コミュニケーションの達人
相手の心を動かす交渉術三つのポイント
あなたは相手の気分を害するメールを書いていないか
なぜ数字で話さない人は工事が進まないのか
なぜ現場を赤字にしてはいけないと思うと赤字になってしまうのか
なぜ新入社員、若手社員は報連相ができないのか
第四章 人間力を高める
どんな工事でも、なぜか楽しそうに施工する人の二つの特徴とは
コンクリート打設時に必ず晴天となる人が行っている四つのポイント
現場の逆境を乗り越えるための四つの言葉とは
なぜ大谷翔平選手はグランドのゴミを拾うのか
なぜ昭和に育った人は、新技術やICTに抵抗があるのか
第五章 一流の技術者を育てる
どのような施工をすればお客様が感動してくれるのか
なぜ、少し無理をさせると、人は育つのか
なぜ「研修」を受講しても成長しないのか
語彙力が低い建設技術者の末路
建設技術者が身につけるべきマナー四つのポイント
著者の紹介
降籏達生(ふるはたたつお)
1961年、兵庫県神戸市。小学生の時に映画「黒部の太陽」を見て、
困難に負けずにトンネルを掘って進む男の姿に憧れる。
83年に大阪大学工学部土木工学科を卒業後、熊谷組に入社。
ダム工事、トンネル工事、橋梁工事など大型工事に当たる。
阪神淡路大震災にて故郷兵庫県神戸市の惨状を見て開眼。
建設コンサルタント業を始める。
技術者研修25万人、現場指導6000件を超える。
東京オリンピック施設、マンション懸念問題等にて、建設の専門家として
テレビ、ラジオ、新聞取材多数。
国土交通省「地域建設産業生産性向上ベストプラクティス等研究会」、
「キャリアパスモデル見える化検討会」、
「建設業イメージアップ実践戦略プロジェクトチーム」、
「多能工育成・働き方改革等検討会」の委員を歴任。
現在、『あなたの居場所はここにある』をモットーに、
少年を一流の建設職人に育成する
「Gリーグ;技能リーグ」設立活動をしている。
「がんばれ建設~建設業業績アップの秘訣~」は
読者数25,000人、日本一の建設業向けメールマガジンとなっている。
読者の声
・『残業を減らせば若手は残る』という思い込みが覆されました。
本書の説く『キャリア安全性』という視点は、まさに目から鱗。
制度づくりに躍起になる前に、社員が自らの成長を確信できる『風土』をどう築くべきか、
その本質的な答えを導いてくれました。
・Z世代との接し方に悩み、『いいからやれ』と言いたくなるのを我慢する日々でした。
本書の『復唱させる』『ストーリーで語る』という手法を試したところ、
現場の空気が劇的に軟化。
リーダーの『品格』が、いかに工期や品質に直結するかを痛感しています。
・トラブル続きの現場で心が折れそうでしたが、
『メタ認知力』と『なんとかなる』という思考法に救われました。
先入観を捨ててICT技術を学ぼうという前向きな姿勢になれたのも本書のおかげです。
技術だけでなく、人間としてどうあるべきかの指針になりました。


















